楽天証券の投資信託売却方法と税金計算を画像付き解説
今回は、諸事情により、S&P500を売却したので、売却方法の手順を書きました。
特定口座分です。投資額は4万円。
投資信託は基本的に長期運用前提なので、売却するということはあまりないかもしれませんが
実際に売却する手順と、実際にお金がどう増えたのか(減ったのか)を説明していきたいと思います。
投資信託を売る手順
①まずは楽天証券のHPにアクセスしてもらって、ログインIDとパスワードを入力します。
②ページ中央に資産合計という文字があると思いますので、保有商品一覧をクリックします。
③保有商品一覧のページに飛びますので、すべての欄から、自分が売却したい投資信託を確認します。
以下のようなページが表示されると思います。
今回は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を売却していきます。
④上記画面の[売却]をクリックしてください。
トータルリターンと書いているのが、現時点での収益です。
+4,685円となっていますね。
投資信託の場合、売却の申込をしてから取引が成立するまで数日間のズレが生じるので、この額で収益が確定ということではありません。
クリックしますと、ご注文内容という画面が出てきます。
⑤今回は全部売却するので、全部売却にチェックをします。
⑥OKでしたら確認ボタンを押してください。
売却、注文確認という画面が出てきます。
⑦取引暗証番号を入力し、注文ボタンを押せば、申込完了です。
ここで申込日、約定日、受渡日と書いてありますが
1)申込日:実際に申込をした日。
44,685円というのは、申込日時の額。
2)約定日:実際に取引が成立する日。
約定日までは取り消しは可能。この約定日の価格が取引額となります。
3)受渡日:実際に代金の受渡が行われる日。
この日の価格は、既に取引が成立しているため関係ありません。
実際に申込ができているか確認
購入・売却履歴を確認してみます。
注文状況が受付済みになっていますね。これで問題なく売却の申込が行われました。
ちなみに取消ボタンから、取引中止の設定が行えます。
取引完了後、どうなっているか
取引のところをみてみると「解約」となっていますね。これで取引が終了しました。
実現損益のところをみてみると、4,882円となっています。こちらが損益額になります。
ここで、申込をしたときの損益をみてみましょう。
申込時:+4,685円
受渡時:+4,882円
となっています。
この差+197円が、申込時と受渡時の間に動いた価格になります。
個別株のように、その日のリアルタイムの価格で損益が確定できないのが投資信託の特徴になります。
今回はたまたまプラスでしたが、もちろんマイナスになってしまうこともあります。
実際の収益
つみたてNISAではないので利益分には税金がかかってきます。
当初の設定で「源泉徴収あり」にしているため、こちらで何かをする必要はありません。
楽天証券で設定する際には「源泉徴収あり」にしておくことをオススメします。
上記の表が計算してくれた表になります。
源泉徴収額合計が991円と書いてありますね。
この金額がどう算出されたのか、実際に計算してみましょう。
税金は、所得税15.315%+住民税5%=20.315%なので
利益額に0.20315%をかけて実際に計算してみると
4,882円×0.20315=991円
と、源泉徴収税額合計と一致することが確認できました。
なので実際の利益は
4,882円-991円=3,891円
となります。
この一連の流れが、投資信託の売却から損益確定までの流れになります。