漏電遮断器と接地
1.接地(アース)
2)漏電遮断器と接地
電気は、現代の生活に欠かせないものであることはいうまでもありません。しかし、この電気の利用には必ず“感電”という危険が付きまとっています。そのため一般的な電気回路には、漏電が発生したことを感知して電気回路を遮断するための“漏電遮断器”が取り付けられています。しかし、漏電遮断器があるからといって安全とは限りません。漏電遮断器を動作させるためには、漏電電流を接地側に流さなければなりません。接地があることで初めて漏電遮断器が正常に動作し、感電事故を未然に防ぐことが可能となります。
漏電遮断器があるから感電しない、接地があれば感電しないという訳ではありません。両方が健全であることで、初めて安全が保たれることになります。