複利計算

エクセルの表にする時の複利の計算式は簡単です。

ここでは

・初期投資額を複利で運用する場合の計算
・初期投資額に加えて積立した額も複利で運用する場合の計算

の2段階で考えます。

初期投資額を複利で運用した場合のエクセル計算式

初期投資額を複利で運用した場合のエクセル計算式

利息額=年初残高x利回り%
で計算できます。

1年目の利息= 初期投資額x利回り%
2年目の利息=(初期投資額+1年目の利息)x利回り%=1年目の年末残高x利回り率
3年目の利息=(初期投資額+1年目の利息+2年目の利息)x利回り%=2年目年末の残高x利回り
と計算できます。

これに各年の年初の残高を加えればその年末の残高がわかります。

各年の残高の計算式は

1年後の残高=初期投資額x(1+利回り%)
2年後の残高=初期投資額x(1+利回り%)^2
3年後の残高=初期投資額x(1+利回り%)^3

となります。

^2は2乗、^3は3乗の意味です。

初期投資額+積立の場合の計算式

初期投資額+積立の場合の計算式

初期投資に加えて、毎月積立投資をした場合の計算式です。

月々いくら積立するかを設定して、複利計算するための計算式です。

初期投資額+積立の場合の計算式は

初期投資額x(1+月利回り%)^積立期間(月数)
+月間積立額x{(1+月利回り)^積立期間(月数)-1}/月利率
と計算できます。

長い式なので分解すると、
初期投資額の増額分
=初期投資額x(1+月利回り%)^積立期間(月数)

毎月積み立てた時の残高
=月間積立額x{(1+月利率)^積立期間(月数)-1}/月利率
を足したものになっています。

エクセルの関数(FV関数)を使って複利計算をする方法

エクセルの関数(FV関数)を使って複利計算をする方法

ExcelのFV関数を使うと簡単にX年後の残高が計算できます。
=FV(利率,期間,-積立額,-初期投資額)

月々積み立てることを想定した場合は
=FV(月利率,期間(月数),-積立額,-初期投資額)
で計算できます。
なお、月利率=年利/12で計算します。

エクセルで複利計算をする方法【複利投資運用の計算式】まとめ

この記事では複利計算のエクセルファイルのダウンロードと、
エクセル上で複利計算をする方法をお届けしました。

エクセルファイルを自作するのが面倒な方はダウンロードをご利用ください。
初期投資額、月間積立額、年間利回りを入力するとExcelが自動計算して、表とグラフを作成します。

エクセルを自作して複利計算する方法は
・表にして複利計算する
・エクセルの関数(FV関数)を使う
の2つです。

FV関数が分かりにくい場合は表にして複利計算する方が、作りやすいです。

その際、月々の積立の場合には利息は月間利息に、期間も月数にすることを忘れないようにしましょう。

 

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