ラズパイNAS構築時のコマンドについて

1:アップデート

アップデートのコマンドは今回は3つを実行しました。

・パッケージリストの更新コマンド
sudo apt-get update

・パッケージの更新コマンド
sudo apt-get upgrade

・OSアップグレード
sudo apt-get dist-upgrade

それぞれコピーで利用できます。

2:日本語入力対応

今回は日本語入力用にmozcをインストールしました。
詳しい適用方法は動画をご参照くださいませ

・mozcインストールコマンド
sudo apt-get install ibus-mozc

 

3:画面端の枠を消す

画面端の枠はラズパイのコンフィグ画面から消すことができます。
まず以下のコマンドを打ち込みます

・ラズパイコンフィグの起動
sudo raspi-config

これを入力するとコンフィグ画面が出てくると思いますので、
Advanced option内の、Overscanを「いいえ」に変更して再起動します。
今回私はこの方法で画面端の枠を消すことに成功しました。

 

4:ラズパイに刺したマウスの動作が遅い

今回私はラズパイに刺したマウスがとてももっさりとしているという現象に会いまして。
これは特定の設定ファイルを書き換えることによって修正できるようです。

まず以下のコマンドを実行します

sudo nano /boot/cmdline.txt

これにより、コンソール上で動くテキストエディタでcmdline.txtというファイルを開くことができます。
ひらくことができたら、文章が書いてある最後尾まで移動し、

最後尾に以下の文章を付けたしセーブします。

usbhid.mousepoll=0

書き加え、セーブもしたらラズパイを再起動してみてください。

マウスが正常に動くようになっていれば成功です。

さて、今回の動画では、ラズパイとsambaを利用して家庭内に簡単に
ファイルサーバーであるNASを構築しようという内容を取扱いましたが、

今回の記事ではそこで利用したコマンドを載せておこうと思います。

動画を見ながら、コピーアンドペーストで実際にインストールを進めていただければと思います。

1:sambaのインストール

・インストール時のコマンド
sudo apt install samba samba-common-bin

実行後に2度操作を求められます。
まず、インストールの許可を求められるので、
「y」を入力しエンターを押しましょう。

その後、インストール中盤で画面が切り替わり、
「はい」「いいえ」の選択肢が出るのですが、
ウインドウズ10以前の環境を使用している場合を除き、
ほぼ「いいえ」でいいかなと思います。

処理が終わればsambaのインストールは完了です。

2:みんながアクセスするフォルダを作ろう

今回は私の環境でのお話になります。
私はストレージの名前を「NAS」としてあり、
ラズパイの場合は「/media/pi/~」という場所に外部ストレージがマウントされるので、
入力内容は「/media/pi/NAS/file」としてありますが、
/pi/以下は皆さんの環境に合わせ変えてくださいませ。

・フォルダを作るコマンド
sudo mkdir /media/pi/NAS/file

コマンドの意味、「/media/pi/NAS/」以下に「file」という名前のフォルダを作る。

3:sambaの設定ファイルを書き換えよう

sambaにご自身のストレージの場所や設定を教えてあげる必要性があります。
まずは以下のコマンドで元の設定ファイルのバックアップを作りましょう。

・バックアップを作るコマンド
sudo cp /etc/samba/smb.conf /etc/samba/smb.conf_backup

 

 

バックアップを取ることができたら、次は設定ファイルの内容を、テキストエディタ「nano」を使って書き換えます。
コマンドは以下の通りです。

・nanoでsmb.confを編集
sudo nano /etc/samba/smb.conf

これを実行すると画面がテキストエディタに切り替わります。
今回は最下部に記述を足すだけで大丈夫です。
足す内容は以下になります。

[raspberry_pi]
comment = Share
path = /media/pi/NAS/file
public = yes
read only = no
browsable = yes
force user = pi

ここで注意しないといけないのが
path = /media/pi/NAS/file
の部分です。
ご自身の接続したストレージの名前、共有するフォルダ名を
しっかりと記入しないとエラーになります。
今回記載しているのはあくまでも私のパターンになります。

記入が完了したらCtrl+Sでセーブ、Ctrl+xでnanoを終了させましょう。

4:samba設定の再読み込み

設定ファイルを書き換えたら、最後に設定ファイルを再読み込みさせる必要があります。
以下コマンドで再読み込みさせることができます。

・再見込みさせるコマンド
sudo systemctl restart smbd

念のためパスワードもかけておくとより強固になるでしょう。
・パスワード設定
sudo smbpasswd -a pi

入力後に見えない画面で2度パスワードを入力して完了です。

5:windowsからつないでみよう。

ウインドウズのネットワークを押し

上部のアドレスバーに
「\\raspberrypi」
を入力しエンター

これが表示されていればラズパイとの通信は成功です。
毎回アドレスを打つのは面倒なので、ネットワークドライブを割り当てましょう。

右クリックからネットワークドライブを割り当てを押し

好きな文字に割り当てましょう。
今回私はraspberryのRに割り当てました。

PCのストレージの画面に反映されていれば成功です。

上記の手順で家庭内で簡単にラズパイ外付けストレージを共有できる、
NASを構築することができます。

動画と合わせてだとより分かりやすい内容になるかと思うので、
ぜひ動画と合わせてご覧くださいませ。

なおこちらのブログ様がかなり詳細にsamba設定に関して書かれておりますので、
こちらを参照することをお勧めします。

https://tool-lab.com/raspberrypi-startup-14/

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