返信先: PASの選定方法と定格電流の計算方法について
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今回は、PASの選定方法について解説したいと思います。電気設備工事においてPASの設置を行うことがあるかと思います。設計図にPASの仕様が記載されているけど、どういった基準で選定しているの?改修工事の際に、PASの仕様を変更する必要はない?といった疑問について解説しています。
定格電流の選定
負荷電流より算出する方法
受電点の短絡電流により算出する方法
PASの定格電流は、次の2つの項目より選定する必要が各々の計算結果の電流値が大きいほうに合わせてPASの定格電流を選定します。
負荷電流の計算方法
申請建物全体の負荷電流値を算出し負荷電流以上の定格電流値の容量を選定しましょう。
I={契約電力/(√3×6.6×0.9)}×1.5[A]
I:負荷電流
0.9:回路力率
1.5:負荷の変動率等を考慮した安全係数
定格電流の計算例
契約容量500[kVA]の場合・・・
I={500/(√3×6.6×0.9)}×1.5
=(500/10.2884)×1.5
=72.9[A]
受電点の短絡電流による算出
受電点の短絡電流は、短絡容量から求める必要があるのですが、受電点の短絡容量は管轄の電力会社に問い合わせる必要があります。
短絡電流毎の定格電流
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受電点の短絡電流[kA](MVA) PAS定格電流[A]
8未満(100) 200
8以上12.5以下(160) 300、400
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受電点短絡容量を管轄の電力会社問い合わせて確認しましょう。
受電点の短絡電流による定格電流の求め方
受電点の短絡電流が
8[kA]未満の場合 =200[A]
8以上12.5[kA]以下の場合 =300[A]
仮に受電点の短絡電流値が9.0[kA]の場合8以上12.5[kA]以下の範囲に該当するため300[A]を選定します。
上記2つの項目から値の大きいほうをPASの定格電流として選定します
72.9[A]=200[A]
9.0[kA]=300[A]
のため、②の短絡容量より選定した300[A]を定格電流となります。