接地工事を計画・施工を行う際条件によって接地工事を省略することが可能となります。これは一般的に適用されている場合が多いため、知識と経験を持って判断することが重要となります。今回は接地工事が省略できる場合について解説いたしますので最後までよろしくお願いいたします。
接地工事が省略できる場所
接地工事が省略できる場合
対地電圧150V以下の機器を、乾燥した場所に設置したとき
低圧用器械器具を乾燥した木製の床や絶縁性の物の上で取り扱うように施設したとき
水気のある場所以外に施設した機器に、電気用品安全法の適用を受けた漏電遮断器(感度電流15mA以下、動作時間0.1秒以内)を施設したとき
電気用品安全法の適用を受ける二重絶縁構造の機器を施設するとき
※これらの適用接地工事はD種の場合になります
接地工事が必要な場所と省略の可否
A種接地工事 避雷針、避雷器、高圧、特別高圧機器 省略不可
B種接地工事 変圧器(一次二次の混触事故時の危険防止) 省略不可
C種接地工事 300Vを超える機器 省略不可
D種接地工事 300V以下の機器 省略可能
ポイント
接地工事を省略する場合以下の点について留意しよう!
コストに影響するか
接地工事を省略すれば材料費・工賃を抑えることが可能となります
施工性はよいか
接地線を省略したが件名全体として2心のケーブルはほとんど使用しておらず別で頼む必要がないか
-
この返信は2年、 5ヶ月前に
管理者Aが編集しました。